今年でフロントエンドエンジニアとして8年目を迎えました。年末総括ではありませんが、このタイミングで整理しておきたいことがあります。フロントエンドエンジニアの成長の道筋はどのようなものか、そして何が本当に重要なのか。
私のタイムライン
2017:初級フロントエンド。jQuery、CSS、ときどきVue
2018:このブログを始める。Webpack、Babel、ES6+が日常に
2019:ReactとTypeScriptがメイン。エンジニアリングを意識し始める
2020:COVID で在宅勤務。大量の学習時間。Vue 3、Vite の初期ユーザー
2021:初めて複雑なフロントエンドモジュールを独立して担当
2022:技術共有を始める。Next.js、React アーキテクチャを深堀り
2023:AI ツール元年。「エンジニアとは何か」を考え始める
2024:技術的意思決定をより多く担う。デザインシステムの構築
2025:正式に tech lead に就任。技術とマネジメントのバランス
2026:現在
本当に重要なこと
1. 基礎はフレームワークより重要
2018年は Vue や Webpack の記事をたくさん書きましたが、それらはすべて変わりました。本当に変わらなかったのは:
- HTTP:キャッシュ、リクエスト最適化、ステータスコード
- ブラウザのレンダリング:CRP、リフローとリペイント、コンポジションレイヤー
- JavaScript の基礎:プロトタイプチェーン、イベントループ、クロージャ
- アルゴリズムとデータ構造:全ての難問でなくてよいが、基礎はしっかりと
- デザインパターン:暗記不要だが、問題に直面したとき認識できること
フレームワークの知識には賞味期限がありますが、基礎にはありません。
2. 書くことは最高の学習方法
この8年間で100本以上の記事を書きました。毎回の執筆が、曖昧な理解を明確な表現に変えることを強制してくれます。「わかった」と思っていたことが、書いてみると実はわかっていなかった、ということが多々ありました。
自己成長のためにひとつだけ行動を選ぶなら、それは書くことです。
3. コミュニケーション能力は技術力より希少
キャリアの最初の3年は、技術力が主要な変数です。3年を過ぎると、コミュニケーション能力と影響力がますます重要になります。
技術的な意思決定を非技術者にわかりやすく説明できること、チームに自分の提案を受け入れてもらえること、コードレビューで相手を納得させられること——これらは優雅なコードを書くよりも難しく、価値があります。
4. 「難しい」方を選ぶ
技術選択をするたびに、自分に問いかけます:どちらの選択からより多くを学べるか?
もちろんプロジェクトの要件を無視できませんが、条件が許す場合は、学びの価値がある選択肢を積極的に選んでください。常にコンフォートゾーンにいないこと。
AI ツールに対する長期的な見方
2023年から AI ツールを本格的に使い始めて、今で2〜3年になります。いくつかの観察を共有します。
AI は「コードを書く」速度を上げたが、「設計を考える」必要性は減らさなかった
要件分析、アーキテクチャ設計、トレードオフの判断——これらは AI がまだうまくできません。AI が賢くないからではなく、これらの判断は文脈に強く依存するからだと思います。会社の文化、チームのスキル、歴史的な技術的負債など。
AI は「平均的なレベル」の達成を容易にした
AI を使えば誰でも中程度の品質のコードが書けます。では、エンジニアの差はどこに現れるか?私は、問題を特定する能力(何を解決すべきかを知る)と品質を判断する能力(良い解決策とは何かを知る)だと思います。
結論:学び続け、不安にならないこと
技術は変わりますが、エンジニアのコアバリューは変わっていません:問題を理解し、解決策を設計し、結果を届ける。
8年前の自分へ
2018年に戻れるなら、あの頃の自分にこう伝えます:
- 新しいフレームワークを次々と追いかけず、ひとつを深く学ぶ
- 記事を書こう。学んだことを言葉にする
- 英語を磨こう。英語ができると、ドキュメントやコミュニティへの扉が大きく開く
- オープンソースに貢献しよう。Issue を立てるだけでもいい
- 自分より優れた人と一緒に働こう。それが最速の成長方法
今やっていること
今年、オープンソースの React コンポーネントライブラリへの貢献を始めました(まだ初期段階です)。技術共有もいくつか行いました。チームで2人の優れたエンジニアを育てました。
大きな目標はありません。ただ、信頼できるエンジニアであり続けたいと思います。
2026年4月8日、8年目。